レッドエステーラ 3歳未勝利を勝利!

2019年2月10日東京競馬3歳未勝利ダート1400m戦に出走したレッドエステーラが勝利しました。

スタートで後手を踏み、道中は後方を追走。

最終コーナーは外側を回り直線へ。

いい手ごたえの感じを維持しながら、直線では前の馬を交わし、逃げ粘る馬を差し切ったところでフィニッシュ。

馬体重404kgが示すとおり、このレースに出走した中で最低馬体重で非力な感じは否めなかったですから、ダートはどうかと思いましたが、脚抜きのいい重馬場も味方して、見事に勝ちきってくれました。

体は小さいけれど、精神的にどっしりしているという津村騎手のコメントはホントに嬉しい限り。

一つ勝ったことで、馬体の成長も待つことも出来ますし、この勝利は本当に大きいと思います。

木村調教師や津村騎手をはじめ、関係者の方々ありがとうございました。

勝てないことも多いけれど、勝利の喜びがあるから一口馬主は止められない、そんなことを感じたレースでした。

そして、春を過ぎて、秋には一回りも二回りも成長したレッドエステーラを見たい。

 

津村騎手「小柄な女の子ではあるのですが、精神的にどっしりしていますね。馬体の印象などからも正直ダートはどうかなというのはあったんですけど、走り出してしまえばいいフットワークで走れていましたよ。初戦を見ても少し馬を気にするのはあるのかなと思っていたので、なるべく揉まれないように競馬をするつもりでした。スタートで驚いてしまって出なかったので少し遅れましたが、そのぶん揉まれない位置を取れましたし、砂を被っても大丈夫でしたね。コーナーから凄くいい感じに上がっていけたので、これならいいところまではいけるなと思ったのですが、最後まで脚色も衰えず頑張ってくれました。脚抜きが良くなったのもプラスに働いたと思いますが、牝馬にしてはどっしりしているのがなによりですね。体に身が入って本当の意味で良くなるのはこれからでしょうから、先々を考えてもここで1つ勝てたのは良かったですね。ありがとうございました」

木村調教師「あんな脚が使えるとは正直驚きました。向正面ではきついかなと思って見ていましたが、あそこから頑張れるのだからたいしたものです。脚抜きのいいダートだったのも良かったのでしょうが、本当によく頑張ってくれました。上がりの息もあまり上がっていなかったようにまだ余裕がありそうですし、これで詰めたローテーションを組まなくてもいいですからね。これからの成長を考えると大きいと思います。体が無いなか牧場でもよく乗り込んでもらえましたし、今回は色々な条件が上手く噛み合いましたね。まずは一つ勝てて良かったです。応援ありがとうございました」

(以上東京サラブレッドクラブHPから転載)