レッドカルム 3歳未勝利牝 勝利!

2020年5月3日、東京1Rの3歳未勝利牝馬限定に出走したレッドカルムが勝利しました。

新馬戦からの3戦いずれもダート1800m戦を使われ、4着、4着、6着と勝ちきれないもののそこそこの内容を見せていたレッドカルム。

スムーズに先行でき、勝ちきれないでいたので1400m戦に距離を短縮して臨んだ1戦。

スタートが決まり、最内枠だったこともあり、すぐに逃げの一手に。

道中は2頭にぴったりマークされる形の嫌な展開で、直線へ。

直線に入ると、ぴったりとマークしていた馬が早々と後退し、単独先頭へ。

逃げ込みを図ろうとするところを、人気馬2頭が内と外から差してきて、3頭がほぼ並んだところでゴール。

通常のVTRを見ると、3頭のうち一番態勢が悪そうに見えましたが、レッドカルムの鼻が少しだけ出ていて1着でのフィニッシュ。

まさに、石橋騎手の腕とレッドカルムの勝負根性が勝ちをもぎ取ったレースでした。

ソエも重い症状ではないとは言え慢性化しているようですし、最終追い切り前にはスクミの症状が見られるなど、まだまだ成長途上である中での勝利。

この1勝でしばらくはゆっくりできるますし、馬格のある馬ですから、成長した暁には、素晴らしい姿を見せてくれると思っています。

本当に大きい1勝でした。

 

奥村調教師「距離短縮でしたが、スピードのある馬なので楽にポジションを取ることができました。道中も自分のリズムで走れていて、直線に入ってからも手応えは良かったですね。最後まで渋太く脚を使ってくれて踏ん張ってくれました。石橋騎手は『内枠だったので先生ともハナを叩いていく形も想定して話をしていたのですが、スタートも決まって、無理に脚を使うことなく思い描いていた形に持ち込むことができました。最後も際どくなりましたが、勝負根性がある馬なので何とか凌いでくれました。距離も現状ではこれくらいが合っています。レースを経験して馬が良い方に成長してくれていますよ』と話していました。今日は内容よりも勝ちにこだわりたかったので前目で運ぶことを選択しましたが、スピードもあるので先々を見据えて控える競馬を試してみても良さそうですね。1つ勝てたことで余裕ができましたので、まだ緩さもある馬ということを考えて、無理せずここで一息入れて成長を促してあげたいと思います。ゲート内でも少し煩さいところを見せていましたしね。今日はありがとうございました。皆さんの応援のおかげでハナ差の勝負を勝ち取ることができました。また次走も背中を押してあげてください、よろしくお願いします」 (以上東京サラブレッドクラブHPから転載)