ルージュシェノン 3歳未勝利牝を勝利!

2022年6月4日、中京1R 3歳未勝利牝馬限定ダート1400m戦に出走したルージュシェノンは嬉しい初勝利を挙げてくれました。

デビュー戦では圧倒的な1番人気に支持されるも大敗。

その後、立て直しに時間を要して7か月半ぶりのレースとなった前走は、スタートでやや後手を踏むも、最後まで走ってくれて3着。

このレースは3番人気でしたが、スムーズに走ってくれればと思っていました。

スタートもきっちりと出てくれて、外目の先団を追走。

直線入り口では内側にいた1番人気の馬を外に出させないように騎手が導いてくれて、2着馬と叩きあいに。

ルージュシェノンがゴール前に一伸びをして、1着でフィニッシュ。

馬体面でも精神面でもまだまだ幼さが見えていただけに、ここを勝てたことは大きかったと思います。

母は3歳夏には交流重賞にも出走していただけに、追いつくにはまだまだ時間はかかりそうですが、来年の今頃にはと期待したくなるばかりです。

一口馬で久し振りの勝利。

やっぱり勝ってくれるっていいなあ。

石坂調教師「出資会員の皆様、本当におめでとうございます。諸事情により厩舎装鞍は叶わなかったものの、装鞍所の外に出して3人掛かりで鞍を置きました。それでも危ない場面がなかったわけではないのですが、対策を施したのが功を奏して何とか乗り切ることができましたね。ジョッキー(レーン騎手)は『今回はスタートが決まってスムーズな競馬ができたし、久々を一度使ったこともあって追ってからの反応が良かった。ゴール前の叩き合いでグイッと出たあたりは、キャリアを重ねて馬自身が競馬というものを理解してきたのだろう。これからもっと良くなると思う』とコメント。強敵相手に直線入口で蓋をしたあたりも含めて、さすがトップジョッキーと唸らせる好騎乗でした。週中にもお伝えした通り、この中間はいつになくピリピリした面を見せていたのですが、競馬場ではこれまでのようにただパニックになっているというわけではなかったので、シェノンなりに学習して成長しているのでしょう。とはいえ、これだけ気が入ってしまうと続戦は厳しいと思っていただけに、ここで決めることができたのは本当に大きいですね。ひとまず上がりの歩様は問題なさそうですが、厩舎に帰ってからもしっかりケアしつつチェックしておきます。この後はひと息入れる予定で、まずは心身ともにリフレッシュして欲しいですね」(以上東京サラブレッドクラブHPから転載)